今までTP-LINKのC3150のルータを使用してきました。C3150のルータだけでは、家中をWIFIでカバーすることができないので、中継器である、TP-LINKのRE450も使用してきました。有線でつなげている機器は1台で、コピー機以外全て無線でつなげています。そのため、接続台数が20台を超えてしまいました。20台を超えたあたりから、速度の不安定が感じられるようになったので、思い切って高性能のルータを購入してみました。
RBK853を選んだ理由
- メッシュWIFIであること
- WIFI6対応であること
- メッシュWIFI対応かつ、WIFI6対応の中で一番高速に通信ができること
- チャンネルが選択できること
- 推奨接続台数が40台越えであること
メッシュWIFIであること
我が家は、田舎の古びた家であるので、無駄に大きい一軒家です。そのため、ルータ一台で、家の中をWIFIでカバーすることはできません。そのため、今までは中継器を使ってきました。中継器だと、部屋を移動したときになかなか接続が中継器からルーターに切り替わらずにイライラしていました。メッシュWIFIだと、自動で素早く切り替えが行われるということで、メッシュWIFI対応のルーターを購入することにしていました。
WIFI6対応であること
我が家では、スマホはiphone se第2世代を使っている人がほとんどで、iphone7を使っている人が一人いるといった状況です。iphone se 第2世代は、WIFI6対応であり、普段使用している自作PCもWIF6対応であることから、せっかく買い替えるなら、WIFI6対応のルーターを買おうと決めていました。
メッシュWIFI対応かつ、WIFI6対応の中で一番高速に通信ができること
ルーターは、今までに4回くらい変えています。今までなるべく安価なルータを買ってきましたが、1年使っているとネットワークが不安定になったりしていました。安価なルータは、スペックも低いので、すぐにダメになってしまいます。購入頻度を減らすために、今回は最高峰のルータを購入することにしました。
チャンネルが選択できること
チャンネルを手動で設定することができないルーターが出てきています。チャンネルが手動で設定できないと我が家の場合、困ってしまうので、チャンネルが手動で設定できることは絶対条件でした。固定電話が原因なのですが、ここ数年で発売されている固定電話は、2.4Ghzではなく、1.9Ghzとのことなので、昔の固定電話を使用している人以外は関係ない話かもしれません。
推奨接続台数が40台越えであること
我が家では、常時約20台がWIFIで接続されています。年々、接続台数が増えているので、推奨接続台数が40台以上のルーターを購入したいなと思っていました。
スペック
ネットギアの公式サイトから得られるスペック情報と問い合わせをして得たスペック情報をまとめてみました。
アンテナ数 | 8本(内臓) |
ビームフォーミング | 搭載 |
MU-MIMO | 対応 |
CPU | クアッドコア2.2GHz |
WIFIクラス | AX6000 |
WIFI(2.4GHz)理論値 | 1201Mbps |
WIFI(5GHz)理論値 | 2402Mbps |
寸法 | 25.4 × 7.1 × 19.1 cm |
メモリ | 512MB NAND フラッシュ 1 GB RAM |
ゲストWIFIネットワーク | 対応 |
WPS | 対応 |
WPA2 | 対応 |
WPA3 | 対応 |
メッシュWIFI | 対応 |
WIFI6 | 対応 |
IPv6 | 対応 |
推奨接続台数(1台当たり) | 48台 |
サテライト推奨接続台数 | 3台 |
1台当たりのカバー範囲 | 175平方メートル |
実測値
我が家では、コミュファ光のホーム1Gで契約をしています。そのため、有線であっても400Mbpsでるかどうかといったところです。
RBK853を購入しましたので、ルーターが1台、サテライトが2台です。ルーターが置かれている部屋の隣の部屋にサテライトが1台置かれています。ルーターが置かれている部屋の真上の2階の部屋にもう1台のサテライトが置かれています。ルータやサテライトには、合計で10台の機器が無線でつながっている状態です。2.4GHzで接続されているのは、1台です。ルータに接続されているのは、1台(サテライト除く)です。サテライト1台には、9台の機器がつながっていて、有線でコピー機がつながっている状態です。もう一台のサテライトにつながっている機器は、0台です。2台のサテライトは、共にルータとつながっている状態で測定を行っています。
測定に使用したサイトは、googleが提供するインターネット速度テストです。「速度テスト」と検索すると測定することができます。
測定端末(iphone7)
この端末は、WIFI6非対応です。iphone 7は、サテライトにつながっている状態で測定を行っています。サテライトとルータは隣同士の部屋です。サテライトと、iphone7は、2メートルくらい離れた状態で測定しています。
回数 | 上り速度 | 下り速度 |
---|---|---|
1回目 | 194.0Mbps | 201.8Mbps |
2回目 | 209.9Mbps | 201.4Mbps |
上り(アップロード)は、約200Mbps出ました。下り(ダウンロード)は、約200Mbps出ました。
測定端末(iphone se 第2世代)
この端末は、WIFI6対応端末です。iphone se 第2世代は、サテライトにつながっている状態で測定を行っています。サテライトとルータは隣同士の部屋です。サテライトと、iphone se 第2世代は、2メートルくらい離れた状態で測定しています。
回数 | 上り速度 | 下り速度 |
---|---|---|
1回目 | 234.2Mbps | 354.5Mbps |
2回目 | 209.9Mbps | 332.6Mbps |
上り(アップロード)は、約220Mbps出ました。下り(ダウンロード)は、約340Mbps出ました。
測定端末(自作PC)
この端末は、WIFI6対応端末です。WIFIで接続しています。自作PCは、サテライトにつながっている状態で測定を行っています。サテライトとルータは隣同士の部屋です。サテライトと、自作PCは、隣同士の部屋で4メーターほど離れています。測定端末の中では、一番環境が悪いです。
回数 | 上り速度 | 下り速度 |
---|---|---|
1回目 | 183.0Mbps | 271.1Mbps |
2回目 | 186.1Mbps | 309.3Mbps |
測定端末の中では一番環境が悪いにも拘わらず、上り(アップロード)で約185Mbps出ました。下り(ダウンロード)は、約290Mbps出ました。
メリット
- 家中どこでも100Mbps越えの速度が出ること
- 推奨接続台数がルータ・サテライト1台あたり48台であること
- サテライトの推奨接続台数は、3台であること
- ルータとサテライトの切り替えが早いこと
家中どこでも100Mbps越えの速度が出ること
測定端末の自作パソコンは、ルータから一番離れている機器です。それなのに、上りと下りともに150Mbps以上を叩き出したことに驚きでした。有線でWebサーフィンをしている気分です。
推奨接続台数がルータ・サテライト1台あたり48台であること
ルータ、サテライト共に48台まで接続しても大丈夫ということです。RBK852を購入するとサテライトは1台、ルータは1台なので、合計96台まで接続しても大丈夫ということになります。RBK853を購入すると、サテライトは2台、ルータは1台なので、合計144台まで接続しても大丈夫ということになります。
サテライトの推奨接続台数は、3台であること
サテライトの推奨接続台数は、3台であるということは、ルータ合わせて4台までは推奨接続台数であるということです。1台あたりの接続台数が48台まで推奨なので、48×4で、192台までは接続しても問題ないということです。サテライトは追加で購入することができます。
ルータとサテライトの切り替えが早いこと
YouTubeで生放送を視聴しながら、家の中を動き回って止まることはありません。ルータと中継器の組み合わせの場合は、切り替えがうまく働きませんが、RBK852/RBK853はメッシュWIFIであるので、自動で近いルーターもしくはサテライトに切り替わります。いつ切り替わったのか分からないです。ちなみに、ルータの管理画面で見るとどの端末がどのルーターもしくはサテライトにつながっているのか見ることができます。
デメリット
- 高価であること
- 本体が大きいこと
- Armorが有料であること
高価であること
スペックお化けでありますが、価格もお化けです。RBK852は、公式オンラインショップ価格で、79,800円(税込み)です。RBK853は、公式オンラインショップ価格で、103,800円(税込み)です。※この価格は2020年11月1日現在の価格です。価格は変動していますので、ご参考までに。値段相応のスペックはあるので、高いなといった感じはありません。
本体が大きいこと
ルーター、サテライト共に同じ大きさですが、共に大きいです。縦がなんと約25cm、横がなんと約19cmあります。奥行は約7cmです。奥行があまりないので、倒れてしまわないかと心配になります。ちなみに、倒れてしまったことは一度もないです。インテリアの一部として置くのがおススメです。
Armorが有料であること
ルーターに接続されている機器をマルウェアやスパムといった脅威から守ってくれるArmorが搭載されいます。Armorは、最初の1ヵ月間は無料ですが、それが終わると年間7300円かかります。このセキュリティの機能をオフにすることができるので、必ず毎年7300円を払わなくてはいけないということではありません。
購入をおススメする人
- ルータ1台だとWIFIが届かない家に住んでいる人
- 無線での接続台数が多い人
- WIFIでの接続で、ネットワークが不安定な人
ルータ1台だとWIFIが届かない家に住んでいる人
中継器でWIFIを拡張することもできますが、ルーターと中継器の切り替えが遅いです。近いほうを自動で選んでくれません。RBK852/RBK853であれば、メッシュWIFIなので、自動で近いほうを選んで接続してくれます。
無線での接続台数が多い人
無線での接続台数が多い人は、推奨接続台数を気にしてルーター選びをしたほうが良いです。推奨接続台数を超えた台数を接続してしまうと、ネットワークの不安定になってしまいます。最悪、ネットワークに接続できないということになってしまいます。接続台数が多い場合は、推奨接続台数を超えないか確認が必要です。自分は、毎年接続する台数が増えるので、接続する機器の数の倍より推奨接続台数が多いものを購入するようにしています。
WIFIでの接続で、ネットワークが不安定な人
有線では速度が安定して速いのに、無線になると速度が遅かったり、不安定だったりする方は、WIFI6対応のルーターを購入してみることをお勧めします。WIFI6対応のルーターを購入する際は、AX○○の○○がどんな数字であるかを確認して購入すべきです。○○の数字が高ければ高いほど、高速な通信ができるということを表しています。ちなみに、RBK852/RBK853は、AX6000です。
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